生きることの意味
人が生きることの目的は何なのか?
の問いに対して野口晴哉先生は、
生きることに目的などない、あるとすればそれは生きることそのものだ。
ということを仰っています。
ただ生きることそのものが目的なら、どんな風に生きたっていいだろうと思うのですが、そうではない。
野口整体ではその生き方に、命に「勢い」がある、ことを最も重要とする。
ただなんとなく生きている命には勢いが生まれない。
どんな生命もその精一杯生きるところには勢いが生ずる。
例えばスピリチュアリズムでは、
人がこの世で生きることの目的は沢山の感動を味わうためだとしている。
なぜ勢いがあるのが大事かといえば、
やっぱりこの感動を大きく深く味わえるからだと思う。
ではその勢いを生むには何が要るのかといえば、
その人の心が躍動する何かだろう。
心の躍動するそこを手繰ればその先には果たしたい目的があり、その過程と果たすところに喜怒哀楽の感動がある。
生きることそのものが目的なのだと悟りきるまでは、
その都度果たすべき目的を必要としているのが人なのだろう。
せっかく命を与えられてるのだから、
もっともっと生きることに命を懸けてみたい。
この地球という現世というテーマパークをもっと遊び尽くしてみたい、死んでしまえばそれまでです。
浮生は夢の如し
一休