真言密教
修行の合間の時間に新たな勉強を少しずつ進めることになっています。
弘法大師空海の教え、真言密教の教理を徐々に学び始めています。
と、言うのも、この先の行に深く関わってくるからです。
必要なものには然るべきタイミングで興味が湧いてくるというもので、
今まさに、お大師様との縁が結ばれつつある、という時なのかもしれません。
日本の仏教は難しい仏教用語、難しい漢字がいっぱい出てきて、更に言っている内容まで難しい、
これほど取っつきにくいものもないような気がします。
が、今の自分にはスポンジに水が染み込むように入って来ている感じがあります。頭と目が疲れるので少しずつ書物から学んでいます。
密教の教えというのは、どこまでも実践がなければ理解は出来ないものです。
大学の先生などが解読や翻訳のような形で説明をしていても、
それは法、法力というもっとも肝心なものを知らない人の解釈によるものなのでそれなりのものとなっていると思います。(勿論そこからも学ぶことはある)
自分の場合これまで行を続けてきて感得、体得して理解されてきているものがあるのと、
師匠や他の霊的指導者の解りやすい噛み砕かれた教え等により、今の段階としてある程度理解出来てるものがあるおかげで、
難しい真言密教の言葉もなんとか頭に入って来ています。
これから少し先の段階で受ける伝法の中身は、弘法大師空海が遺した法であるとのことです。
法にも、お寺に遺し受け継がれているものと、お寺(表向きの仏教団体、施設等)には遺さず、陰に秘密裏に遺しているものがあるそうで、
自分が受ける予定のものは後者の方です。
法の世界では、大概重要なものは寺院等(表向きのところ)には残されておらず、
表に出ないところで秘密裏に残されているようです。
真言密教の場合、裏に隠したものはおそらくその後の仏教弾圧も免れることが出来ているだろうと考えられるので、
なるほどそういう意図も含んでいたのかもしれないなと思います。
お大師様であれば、釈尊のようにその先の未来を予見していたものがあるかもしれない、と想像もします。
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今まで弘法大師空海、といってもあまりピンとくることも無かったのですが、
ここへ来てなんとなく身近に慕う気持ちが湧いているのを自分の内に感じています。
ご縁に感謝し、ゆっくり勉強もして行こうかと思います。
一休