人間の要求
人は「意識」の存在です。
すなわち「意思」の「気」(エネルギー)の存在である、
のが本質です。
野口先生は、
無意識から起こった要求(エネルギー)が
→潜在意識を通って、
→顕在している表の意識へと流れている
と、言われています。
潜在意識は窓のようなものだ、とたしか言われていたと思います。
ここに否定的な思いなど(抵抗波動)があると、言わば窓が閉まっていたり、半開きになっていたりする状態となり、
エネルギーの流れが阻害されるわけです。
そこにエネルギーの鬱滞が起こり、流れが乱れます。
エネルギーの流れは水と同じで、川の流れと同じイメージと言えます。
高いところ(無意識、真我などの高次元)から、
低いところ(表層意識、物質界などという低次元)へ向けて流れてゆきます。
阻害されれば、乱れた激流となったり、障害を避けてどうにか流れて行ったりします。
大河のような、太く緩やかな安定した流れにはなりません。
人間の行動はその九割以上が潜在意識(当人の気づかぬ思い込み)によって決定づけられている、
とも言われます。
野口先生は何割という表現はされていませんが、内容は同じことを言われています。
ここを大変重要なものとして、野口先生は潜在意識教育ということを行っていました。
ご自身のやってきたこと(多くの人の心身を正す、病を治すなど)を、
ただ心の向きを変えただけだ、とも言われております。
無意識、真我の要求に沿わない抵抗波動
(否定的な思い込み、自己否定)が人の運命を阻害している要素は大変大きい。
自己をそのまま受け入れられる、
自分を赦し、認め、愛することを、
生命を生かすことを、
人は常に求めています。
一休